blog

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. ならし板金とは?普通の板金とどう違うのか?
ならし板金

ならし板金とは?普通の板金とどう違うのか?

車の板金塗装には「ならし板金」という特殊な技術があります。車の修理はどこに頼んでも同じというわけではなく、確かな技術を持った業者に依頼すると綺麗に直った状態を長く使い続けられるようになります。優れた職人たちのワザの1つが今回取り上げる「ならし板金」という技術です。

この記事では自動車の修理に関してあまり詳しくない方・これから勉強したい方に向けて、「ならし板金」とはどういうものか、丁寧にお伝えしていきます。自分が自動車修理をお願いすることになった時に「ならし板金」という言葉を知っていれば、満足いく仕上がりを期待できる業者に依頼できますし、愛車を長く使えるようになるので経済的にもプラスです。自動車整備工場を選ぶポイントにもなりますから、ぜひ参考にしてみてください。

ならし板金とは?

まず、この記事における「板金」とは、車のボディを修復する作業のことを指しています。ボディは主に鉄板が使われているので、修復には特殊な技術が必要で、その金属加工の技術を板金(鈑金)と言います。車を何かぶつけてしまって傷や凹みができてしまった場合などに、「板金 地域名」や「板金塗装 地域名」(鈑金でも可)でネット検索すると車修理の専門業者が出てくるはずです。

ならし板金
↑ならしハンマー

「ならし板金」は、ハンマーなどで金属部分を叩き出して綺麗にする技術です。なだらかにならす加工技術なのでならし板金です。誰でもできるわけではなく、凹んでしまった鉄板を叩いて元に戻すのは至難の業です。相当な技術と知識・経験がなければ綺麗な仕上がりにはなりません。一般的な板金とはワンランク上の修復技術ということです。

ならし板金と比べて、一般的な板金はどういうもの?

一般的な板金もならし板金も、最初に傷周辺の塗料を剥がして、凹凸の部分をハンマーで叩いたり引っ張り出したりして形を整えていきます。その後、一般的な板金ではパテという粘土のような塗料を使って凹みを埋めていきます。パテを使うと比較的手軽なのでスピーディーに仕上がるメリットがあります。パッと見て目立たないようにはできるので、修理を早く終わらせたい場合は通常の板金をおすすめされることが多いかもしれません。ただし、パテはプラスチック樹脂でできているため長期間経過すると痩せてきたり歪みが生じたりすることがあります。そうなるとまた修理をお願いしなければならなくなりますから、余計な費用がかかってしまうことになります。

一方でならし板金の場合、鉄板そのものを叩いてならしていくので綺麗に仕上がります。パテが少ない分、経年劣化を抑えられ、長く綺麗な状態を保てるのが大きな特徴です。ただし、熟練の技術が必要なのでできる修理工場は限られていますし、通常の修理より多少時間がかかります。

パテにどれくらい頼るか、どこまでならし板金するかは工場の技術や納期、傷や凹みの具合によって異なります。パテもほとんど使用しないところもありますし、全く頼らずに仕上げるプロもいます。部品交換をする必要もなく、料金に関しても通常の板金とそこまで差はありません。傷や凹みがあったことがほとんどわからない程度まで綺麗に直したいのであれば、ならし板金を強みとした修理工場にお願いしてみましょう。

ならし板金も通常の板金も100%ではない

修理の細かな技術や工法については工場によって差があります。通常の板金でもならし板金でも当然上手い・下手があるので修理工場選びは慎重にすすめるべきです。しかし、どんなに熟練の技術であっても、傷や凹みを100%完璧に元通りにするのは不可能です。限りなく元に近い色、限りなく元に近い形に直すことは可能ですが、完璧に修復するのは難しいものです。

また、損傷が激しい場合はならし板金でも手に負えないケースもあります。そうなると部品交換になりますからどうしても費用が大きくなってしまいます。適切な修理方法は傷や凹みの具合や納期や予算によって異なります。わずかな傷であれば自分で直すことも可能ですが、失敗してしまうと余計に酷い状態にしてしまう恐れもあるので無理は禁物です。また、傷や凹みをそのまま放置していると鉄板が錆びついてしまい劣化の原因になるので早めに対応する必要があります。

あなたの車の場合はどのくらい費用がかかるかは実際にプロが見なければわかりません。どのような傷や凹みでも、まずは専門業者に見積もりを取って、車の適切な修理方法を客観的に判断してもらうようにしましょう。傷口に塩を塗るような事態にならないためにも、傷や凹みができてしまった時はすぐに相談するようにしてください。

カテゴリー