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2021.3.23

飛び石で車に傷がついたらどうする?修理方法と予防策

「ビシィッ!」突然の音とともに押し寄せる不安、恐怖・・・。飛び石(跳ね石)の被害は突然起こります。音だけでもビックリしますが、最悪の場合フロントガラスに亀裂が入ります。飛び石を知らない人にとっては何が起こったのか分からず困惑するかもしれません。

この記事では飛び石を食らってしまった場合の修理方法と、できる限り飛び石被害に合わないための防止対策をご紹介します。完璧に防ぎ切ることは難しいのですが、綺麗な愛車を保つためには、被害を最小限に抑えるための工夫をしていく必要があります。安心・安全にカーライフを満喫するためにも大切なことなので、しっかり理解して実践していきましょう。

飛び石の主な原因

飛び石とは、小石が飛んでくる現象です。前方の車から何らかの理由で小石が弾かれ、運悪く後ろにいた私たちの車に当たってしまうことで起こります。

前方の車の積載物が落下してきた場合は相手に責任を問えるのですが、飛び石に関しては相手に責任を問うことはできません。要するに飛び石は自己責任・自己負担ということです。そのため、飛び石を極力喰らわないようにこちらが注意する必要があります。

飛び石が起こりやすいケース

飛び石被害に遭いやすい場所やシチュエーションはいくつか存在します。決して珍しい場面ではなく、車を利用する方なら誰でも起こりうるものです。これからご紹介する場面では充分に注意して走行しましょう。

・高速道路や国道、合流地点

速度が出る高速道路や幹線道路では、路面に落ちた小石が跳ねやすくなります。また、一般道と高速道路の合流地点では、一般道から小石をつけた車が入ってくることが多く、飛び石の被害に逢いやすいので注意しましょう。

・トラックやダンプカーの後方

トラックやダンプカーのタイヤは小石を挟みやすく、当然その小石が跳ね上がる可能性も高まります。また、土砂を運搬しているダンプカーの場合、荷台から細かな土砂が落ちてくることがあります。カーブや路面の凸凹では特に土砂が落ちやすいので注意しましょう。

・バイクの後方

飛び石で意外と多いのがバイクです。バイクは車と違ってリアタイヤがむき出しの状態なので、タイヤに挟まった小石を上方に巻き上げやすくなっています。しっかり車間距離を取って走行しましょう。

・砂利道

砂利道では当然飛び石のリスクが高まります。特に雪解けの季節や雨上がりでは砂利や泥が巻き上がりやすく、またタイヤにも付着しやすいタイミングです。砂利道を走行した後に国道や高速道路で速度を上げると、タイヤに挟まった小石が飛ぶことがあります。飛び石に遭うだけではなく、こちらが発生させてしまう可能性も当然あります。飛び石に遭遇しない対策以上に飛び石をさせない配慮は難しいのですが、こうしたリスクを理解しておくことで様々なトラブルを回避できるようになります。

・冬場や寒冷地

スタッドレスタイヤを使用する冬場や寒冷地では飛び石の被害が多くなります。スタッドレスタイヤは普通のタイヤと比較して溝が深くやわらかくなっています。また、雪の日には小石が巻き上がりやすく注意が必要です。冬は路面凍結も起こりやすいので走行は充分に注意しましょう。

・車高が低い車、フロントガラスが大きい車は要注意

飛び石被害に遭いやすい車というのもいくつかあります。車高が低い車は飛び石の軌道上に入ってしまうことが多いです。またフロントガラスが大きい車や垂直に近い車は直撃しやすいです。もちろんここで紹介した車以外でも飛び石被害に遭う可能性はありますから、どの車でも同じように警戒する必要があります。

飛び石を防ぐには?

飛び石を「完全に」防ぐのは難しいです。そのため起こりやすい場面や対処を知って実践し、飛び石に遭遇する確率と食らってしまった場合の被害を最小限に抑えるしかありません。

・車間距離を充分に確保する

飛び石防止策として有効なのは「車間距離を確保すること。」これに尽きます。車間距離の確保は安全運転の観点でも基本になりますが、飛び石のリスクも回避できます。高速道路ではスピードが出るため飛び石も飛びやすくなります。トラックやバイクなど飛び石を起こしやすい車両の後ろに入った時は充分に注意して距離を取っていきましょう。

また、雨上がりや雪の日、寒冷地は飛び石が起こりやすくなっています。こうした場面だと視界や路面状況も悪い傾向があるので、いつも以上に距離を取ることが重要になります。

・飛び石保護フィルムを貼る

塗装の上に保護フィルムを貼るという方法もあります。飛び石だけでなく撥水効果やUVカットなどの効果もあり、愛車を様々な危険から守ってくれます。ただし5万円から10万円と費用が高いので、フロント周りの飛び石が起きやすい箇所に施すのが一般的です。また保護フィルムを扱っている店舗が限られているため実施に手間がかかるデメリットがあります。

・カーコーティングを施す

保護フィルムよりも安価で実施しやすいのがコーティングです。カーディーラーや自動車整備工場、自動車板金塗装会社などに相談するとやってくれるはずです。泥や花粉などの汚れにも強く、愛車を長く綺麗に保ちたい方にはおすすめです。コーティングはあくまで被害を抑える対策であり、飛び石自体を抑える効果はありません。保護フィルムやコーティングを施したとしても、充分な車間距離を取って飛び石に遭わない工夫を実施していきましょう。

飛び石被害に遭ってしまったら?

フロントガラスに当たってヒビ割れてしまった場合は大変危険です。すぐに安全な場所に停車してロードサービスなどに問い合わせてください。受けたキズは放置をせず、早めに修復を行いましょう。飛び石自体は小さなキズですが、塗装部分まで浸透しやすく腐食の原因になります。

飛び石を食らったら、まず応急処置としてセロテープなどで割れた箇所を覆っておきます
こうすることで割れた部分に汚れや不純物が入らなくなり、修理しやすくなります。

タッチペンや補修液が市販されていますが、これらはあくまで隠すだけで根本的な修理にはなりません。1cm以上の飛び石はガラスリペア(コーティング)でも直すのが非常に難しいため、交換をおすすめします。一般や車対車の自動車車両保険に入っていれば一等級ダウンでガラス交換できます。「飛び石を飛ばした相手が悪い!」となる気持ちもわかりますが、どの車が飛び石を飛ばしたか特定が難しく、賠償責任を問うのは困難なケースが多いです。そのため、残念ながら自分の車両保険で修理しなければなりません。

飛び石被害に遭った場合は自分で判断せず、カーディーラーや自動車整備工場、自動車板金塗装会社に相談することをおすすめします。

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